BOHYA : 1
今季からスタートするBOHYA(ボーヤ)。デザイナーは友人でもあるGak氏。
彼が以前携わっていたブランドを前職でも取り扱っていたことがきっかけで知り合い、年齢も近いことから気づけば仕事だけでなく、イベントで一緒になった際には朝方まで一緒に飲み歩いたりと、楽しい思い出もたくさんあります。
私自身がFALMOを始めることについても、早い段階から相談に乗ってもらっていました。そんな話をしているうちに、彼自身も自分のブランドを始めることに。奇しくも、FALMOとBOHYAは同じ26AWからのスタート。何か不思議な縁を感じますし、そんなBOHYAを記念すべき1stシーズンから取り扱わせていただけることを、とても光栄に思っています。

そして、これまで彼の作る洋服を見てきた中で、その節々から感じてきたのが、彼自身の洋服に対する強い思い。実際に一着ずつ見ていくと、なぜこの生地なのか、なぜこの色なのか、なぜここにこのディテールを入れたのか。そういった細かな選択の一つひとつに、静かな彼なりの理由があることに気づきます。
色や素材の組み合わせ。シルエットのバランスの中での遊びや違和感。
ただ、それを声高に主張するような人ではなく、洋服について長々と語ることもしない。あくまで服そのもので伝える。実際に手に取って、着て、見ていく中で、少しずつその意図が見えてくる。そういうところも、彼らしいなと思います。




今回、ブランドのテーマを読んで、面白いと思ったのが「IN MY ROOM」という言葉。BOHYAにとって、部屋はただ生活するための場所ではない。コーヒー、本やレコード、家具、植物、写真や絵。日々少しずつ集めてきたものが同じ空間に積み重なっていくことで、いつの間にか一つの世界ができている。
その世界を眺めることで、逆に自分自身が見えてくる。「なるほど、自分はこういうものが好きなのか。」部屋を見渡すことで、改めて自分の感性を知ることができる。BOHYAの服は、そんな「自分と自分の部屋との親密な対話」から生まれています。


(実際にLOOKで使用されているレコードの機材や家具は、全て私物とのこと。)
BOHYAには決まったシーズンテーマがありません。何か新しいものを探しに外へ出るのではなく、必要になれば、まず自分の部屋を見渡してみる。そこには、これまで自分が選んできたものがある。これから新しく加わるものもある。
少しずつ変わっていく部屋の中から、その時々の感覚を拾い上げる。自分が何を選び、何に惹かれ、何を心地よいと感じるのか。その積み重ねが、少しずつ服になっていく。
今回の26AWは、ブランドとして初めてのシーズン。まだ始まったばかりだからこそ、これからが楽しみです。彼自身の部屋が少しずつ変わっていくように、BOHYAの服も少しずつ変わっていく。これから彼の部屋にどんなものが増えて、そこからどんな服が生まれてくるのか。私自身も、楽しみにしています。